レパードSは3年連続大荒れか。
「逃げるが絡む」傾向に4頭がハマる

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 このブラックウォーリアについては、木南記者も推奨馬の1頭に挙げる。

「ブラックウォーリアは、2走前に3歳オープンの伏竜S(3月31日/中山・ダート1800m)に出走して4着でした。このレースは出世レースで、負けた馬でもその後に出世することがしばしばありますから、軽視できません。

 実際、そのあとに2勝クラスのインディアトロフィーを快勝。異常な高速決着だった中京・ダートで、しっかり先行して勝ち切りました。新潟・ダートは先行有利なのは、言わずもがな。この脚質は大いに魅力です」

 木南記者ももう1頭、前走の地方交流重賞・ジャパンダートダービー(7月10日/大井・ダート2000m)で6着と健闘したトイガー(牡3歳)を推す。

「ジャパンダートダービー組は、レパードSでも強いんですよね。一昨年の勝ち馬ローズプリンスダムもそうでした(ジャパンダートダービー8着)。

 ということで、同レース2着のデルマルーヴル(牡3歳)が今回は人気になりそうですが、レースをあらためて見直すと、トイガーも結構がんばっていました。2走前の2勝クラス・八王子特別(7着。6月8日/東京・ダート2100m)でも、積極的にレースを運びながら、最後は失速してしまいました。こうしたことから、距離が1800mになるのはいいかもしれません。

 祖母は地方で活躍した名牝ロジータ。その血統面も魅力です。今週もポリトラックコースでいい動きを見せていました。一発を期待したいですね」

 2年連続で大荒れのレパードS。三度、波乱が起こる可能性は十分にある。夏休みを目いっぱい楽しむためにも、ここでガッポリ稼ぎたいところ。その手助けをしてくれる馬が、名うての「穴党記者」が挙げた4頭の中にきっといる。

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