小倉記念は「好調馬」、そして相性のいい2人のジョッキーにおまかせ (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 こうした例から、今年は2頭の馬に目がいく。アイスストーム(牡4歳)とカデナ(牡5歳)だ。

 アイスストームは、2勝クラス(旧1000万下)、3勝クラスの特別戦を連勝中。勢いのある上がり馬だ。

 その戦績から、今回もある程度の人気が予想されるが、下馬評では条件戦から4連勝を飾って、ここ2戦はGIIIを連勝しているメールドグラース(牡4歳)が断然の存在。加えて、前走のGII目黒記念(5月26日/東京・芝2500m)で2着となったアイスバブル(牡4歳)の評判も高い。おそらくアイスストームは3、4番人気にとどまりそうで、本命馬たちの逆転候補として、オススメしたい1頭だ。

 一方のカデナは、オープン特別の福島民報杯(4月14日/福島・芝2000m)、巴賞(6月30日/函館・芝1800m)と、連続で3着と好走している。しかしながら、2戦とも「手薄なメンバー構成だった」というのが一般的な評価。その分、ここでも伏兵の一角にすぎないが、過去の例からして、再び大駆けがあっても不思議ではない。

 次に着目したいのは、ジョッキー。というのも、この舞台との相性がいいジョッキーが2人いるからだ。

 それは、武豊騎手和田竜二騎手である。過去10年において、ともに2勝、2着1回、3着2回と、5度も馬券に絡んでいる。つまり、2人が騎乗した馬が3着以内に来る確率は5割もあるということ。とすれば、今年も2人が手綱を取る馬は外せない。

 そして、武豊騎手が鞍上を務めるのは、先述のアイスストーム。過去データのふたつの視点からピックアップされることを鑑みれば、より強気に狙っていきたい1頭と言える。

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