2019.07.13

穴党記者が好物の函館記念。
ウマい配当がいただけるのは、この4頭だ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 先週まで函館で取材を続けていた日刊スポーツの木南友輔記者も、”エアスピネル危険説”を唱える。

「現地で(エアスピネルを)見てきましたけど、1週前の雰囲気がこの馬の好調時と比べて平凡でした。それに、さすがに休養が長いです。(陣営のムードも)『ここは(秋に向けての)始動戦で無事にいければ……』といった感じに見えました」

函館記念でも一発が期待されるスズカデヴィアス そのエアスピネルとは逆に、木南記者が「陣営の手応えをすごく感じた」というのが、前走のオープン特別・巴賞(6月30日/函館・芝1800m)を13番人気で勝ったスズカデヴィアス(牡8歳)だ。

「巴賞の時は、初めて追い切りに乗った勝浦正樹騎手が『すごくいい馬』と乗り味を絶賛していましたが、やっぱり斤量59kgが気になって、印は△しか打てませんでした……。痛恨です。巴賞の翌週、厩舎に行くと、スタッフの方は『ほとんどの新聞が無印だったね』と苦笑いでしたよ。

 その後も、スズカデヴィアスは好調を維持しています。昨年の函館記念はかなり厳しい展開のなか、大外をブン回しながら、すごい脚を見せて5着。洋芝、とくにこのコースは同馬に合っています。前走がフロック視されるようなら、もう一発が期待できますよ」

 もう1頭、木南記者がスズカデヴィアス以上に推す馬がいる。巴賞で14着と惨敗を喫したカルヴァリオ(せん6歳)だ。

「巴賞において、心房細動になった逃げ馬サトノフェイバーの後ろで、思いっきりドン詰まりの不利を受けたのが、マイスタイル(9着)とカルヴァリオでした。この2頭はともに狙えますが、巴賞でも狙ったカルヴァリオにはもう一度、期待したいですね」

 最近はマイル以下のレースで奮闘しているカルヴァリオだが、もともとは中距離志向の馬だった。木南記者が続ける。

「(カルヴァリオは)3歳夏の1000万条件(現2勝クラス)・松前特別(函館・芝2000m)では、昨年の宝塚記念を勝ったミッキーロケットに快勝。せん馬でなければ、菊花賞の惑星になり得た馬です。前走はまったく競馬にならなかったですし、今回は人気を大きく落として、ハンデも見込まれない――大穴の条件は整ったと思います」