2019.07.06

1番人気が強いプロキオンS。
だが今年は差し馬の中に逆転候補がいる

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

「先手を取るマテラスカイに対して、ウインムート(牡6歳)やサクセスエナジー(牡5歳)あたりが"鈴を付けにいく(無理に競り合いにいく)"ようなことがあれば、マテラスカイが激流を生み出すことも考えられます。そこで、サンライズノヴァ(牡5歳)に大駆けの夢を見ます」

サンライズノヴァの末脚が炸裂するか 重賞2勝のサンライズノヴァだが、今年に入ってからは、GIII根岸S(1月27日/東京・ダート1400m)8着、GIフェブラリーS(2月17日/東京・ダート1600m)7着、地方交流重賞のさきたま杯(5月29日/浦和・ダート1400m)4着と振るわない。そうした状況に、松田記者は不安を持っていないのだろうか。

「前走のさきたま杯は、不得手な小回りのうえ、540kg近い巨漢馬の休み明けと、走れる条件ではありませんでした。それでも4着にきているわけですから、巻き返しは十分に考えられます。

 サンライズノヴァは発馬が遅く、道中は常に後方。ですが今回は、むしろ出足の遅さがプラスに働きそう。厳しい流れに巻き込まれない分、それが(最後に)いいほうに出るのはないか、と見ています。

 全7勝中、重賞を含めて6勝を東京で挙げており、左回りかつ直線の長いコースでは末脚がハマる可能性が高いと踏んでいます」

 松田記者はもう1頭、サンライズノヴァと似たような脚質で、一昨年の勝ち馬であるキングズガード(牡8歳)にも注目しているという。

「デビュー当初からダート1400mを中心に使われて、この距離の戦績は8勝、2着9回、3着8回、着外4回。複勝率は、86.2%という安定感を誇ります。今回と同じ斤量56kgの際も、4勝、2着2回、3着1回、着外1回と、非常に信頼度が高いです。

 直近の2走は、斤量58kgを背負って連続3着。それより2kgも軽くなる今回、衰え知らずの強烈な末脚がハマってもおかしくありません。この中間は、ブリンカーを着用して、集中力を引き出すことにチャレンジしています。そうした点からも、不気味な存在と言えそうです」