「荒れる」七夕賞で狙える3頭。過去の穴馬には意外な共通点があった (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 その観点を重視すると、エンジニア、ストロングタイタン、ベルキャニオン、ロードヴァンドールの4頭に絞られる。

 また、七夕賞はハンデ戦らしく、斤量の軽い馬がその恩恵を生かして穴を開けているケースが多い。そうなると、57kgの斤量を背負うストロングタイタンは厳しいかもしれない。

 残るは3頭。そのうち、最もハンデが軽い(斤量54kg)エンジニアは外せない。

 昨夏にオープン入りしてから3着以内こそさないが、重賞で2度掲示板(5着以内)を確保するなど、それなりに奮闘している。大きく崩れたこともなく、何かきっかけひとつで上位争いを演じてもおかしくない。

 そのきっかけが"初の福島"ということも十分に考えられる。一発を期待したい。

 残る2頭、ベルキャニオンとロードヴァンドールはどちらも甲乙つけ難い。余力があれば、2頭とも押えていいと思うが、どちらかオススメするなら、ベルキャニオンだ。

 前走のオープン特別・メイS(5月18日/東京・芝1800m)は12着と大敗したが、これはほぼ半年ぶりのレースであり、仕方ないところ。休養前のオープン特別・キャピタルS(2018年11月24日/東京・芝1600m)では3着に入っており、オープンでの好走歴もある。

 そもそも、父ディープインパクト、母クロウキャニオンと、兄弟にも活躍馬が多い良血馬。叩き2走目の今回、大駆けの匂いがプンプンする。

 まもなく夏休み。"荒れる"七夕賞でその資金を増やしたいところ。ここに挙げた馬たちが、その手助けをしてくれる可能性は大いにあると思う。

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