2019.05.22

対抗馬は? ダービーでサートゥルナーリアが
負ける条件を探ってみた

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 ちなみに、過去に稍重馬場で行なわれた日本ダービーの最速タイムは、1998年スペシャルウィークの2分25秒8。続いて、2006年メイショウサムソンの2分27秒9となる。もちろん、最近の馬場管理の進歩はめざましく、時計だけで判断するのは安易かもしれないが、それを考慮に入れても、リオンリオンの青葉賞は高い評価を得ていい走りだった。

 リオンリオンは、父が香港のGIクイーンエリザベス2世C(芝2000m)を勝ったルーラーシップで、祖母がGIエリザベス女王杯(京都・芝2200m)のトゥザヴィクトリーという血統。父の産駒には不良馬場のGI菊花賞(京都・芝3000m)を制し、昨年のGIジャパンC(東京・芝2400m)で逃げて2着に入り、アーモンドアイの日本レコード(2分20秒6)樹立の立役者となったキセキがいる。道悪馬場も、東京芝2400mでの「スタミナ勝負」にも期待できる血統構成だ。

 以上、打倒サートゥルナーリアにはリオンリオンに期待をかけたい。

■平出貴昭 著
『一から始める! サラブレッド血統入門』(KADOKAWA)

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