2019.05.10

ヴィクトリアマイルはほぼ宝くじ。
穴党記者推し4頭で高額当選キター

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO


一発の魅力を秘めているクロコスミア「まず狙ってみたいのが、クロコスミア(牝6歳)です。昨年は、海外GIのドバイターフ(7着。3月31日/UAE・芝1800m)に出走したあと、GII札幌記念(8着。8月19日/札幌・芝2000m)で復帰しましたが、この馬らしさを見せたのは、復帰3戦目のGIエリザベス女王杯(2着。11月11日/京都・芝2200m)でした。

 そして、今回のヴィクトリアマイルは、昨年末に海外GIの香港ヴァーズ(10着。12月9日/香港・芝2400m)に出走後、休み明け3戦目。1週前の調教では、文句なしの攻め気配を見せていました。気合いがほとばしりながらも、高い集中力でブレのない走りを披露し、心身のバランスはしっかり取れています。ここを目標に、確実に仕上げてきた印象です。

 鞍上は、戸崎圭太騎手に替わりますが、過去に2度騎乗して、2度目の騎乗の際には鮮やかな逃げ切り勝ち。そうした経験があるのは、心強い限りです。馬場と展開を味方にすれば、一発の魅力が十分にあります」

 そしてもう1頭、吉田記者が「穴中の穴」と言って推奨するのが、サウンドキアラ(牝4歳)。前走で1000万特別の六波羅特別(4月20日/京都・芝1600m)を勝ったばかりの条件馬である。

「速い持ち時計(1分32秒3)があるなかでは、この馬が面白いですね。確かに前走で1000万下を勝ち上がったばかりですが、中団の外目からあっさりと突き抜けていきました。その走りは今までにないパフォーマンスで、4歳馬の成長力は侮れません。タメが利いたことで、末脚の威力が倍増。これこそ、かなりの強調材料になります」

 その切れ味は、まさに大舞台でも通用するディープインパクト産駒のそれ。ただそれ以上に、ここ一番の舞台においては「母系の”血の力”が魅力」と吉田記者は言う。

「サウンドキアラの母は、GIIフィリーズレビュー(阪神・芝1400m)を9番人気で制したサウンドバリアー。さらに母父は、13番人気でGIマイルCS(京都・芝1600m)を勝ったアグネスデジタル。それらから受け継がれた”大駆けの血”が、ここで炸裂する可能性は大いにあります。血統やフットワークから、時計勝負は望むところ。あっと言わせる舞台は整っており、軽く見ると、怖い存在になると思いますよ」