ヒントはチューリップ賞組。
令和を目前に桜花賞で美しく舞う穴馬3頭

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 実は、この条件をクリアしている馬が今年もいた。ビーチサンバとアウィルアウェイである。どちらも捨て難いが、高配当狙いに徹するなら、アウィルアウェイだろう。

 同馬は新馬戦を快勝。3戦目のGII京王杯2歳S(東京・芝1400m)で2着となって、東京の重賞レースでも好走している。そして、同レースを含めて、2戦目のオープン特別・ダリア賞(1着。8月4日/新潟・芝1400m)、前走のGIIフィリーズレビュー(7着。3月10日/阪神・芝1400m)と、オープン&重賞レースを3戦経験している。

 今回は、1番人気に支持されたフィリーズレビューで7着と敗れて大きく人気を落としそうだが、同レースは一頓挫あって、およそ4カ月ぶりの実戦だった。それを考えれば、勝ち馬からコンマ3秒差は悪くない。ひと叩きしての上積みも見込め、大一番でリベンジを果たす可能性は十分。過去に金星を挙げた3頭同様、一発もある。

 令和の時代を前にして、鮮やかな桜吹雪を巻き散らしながら行なわれる、乙女たちの熾烈な争いに注目したい。

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