活きのいい4歳馬が有力な高松宮記念は、あえてベテランで勝負すべし (2ページ目)
昨秋に減っていた馬体も戻って、高齢を感じさせない充実度。適度に時計がかかる馬場になれば、大駆けムードは一段と増すと思います」
大ベテラン、ティーハーフの一発はあるか!? ティーハーフについては、デイリースポーツの大西修平記者も注目する。
「昨年のGIスプリンターズS(9月30日/中山・芝1200m)で11着と大敗。その後、じっくりと休ませたのが功を奏しました。休み明けに連続3着と好走し、9歳馬でありながら、衰えがないことを自らの走りで証明しています。
5歳時の2015年に3連勝して、一気に重賞のGIII函館スプリントS(函館・芝1200m)を制したように、一度好調期に入ると、それを持続するのがこの馬の強み。破壊力抜群の末脚は健在で、人気のモズスーパーフレアがある程度の流れで飛ばしてくれそうなのも、プラスに働きそうです。
前走から短期放牧を挟みましたが、3月13日の1週前追い切りで、栗東の坂路で4ハロン51秒4と好時計をマークしており、調整過程も順調。人気の先行馬が互いを意識し合って早めに仕掛けていくような展開になれば、この馬の差し脚が炸裂するシーンがあっても驚けませんよ」
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