フィリーズレビュー「本命崩しの3頭」に、ウンとうなずく根拠あり! (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 その他、2014年に13番人気で2着となったニホンピロアンバー、2017年に6番人気で3着となったゴールドケープも、やはり阪神JFからの直行組。阪神JFでは、ニホンピロアンバーが17着、ゴールドケープは6着だった。

 阪神JFで完敗し、しかも同レースからの直行となると、さすがに人気は上がらない。しかし、その間に成長を遂げたのか、そうした馬の激走が過去にはしばしば見られている。

 同様のパターンで臨む馬が今年もいる。

 ラブミーファイン(牝3歳)である。

 阪神JFでは14着に終わった同馬。そこからの直行となれば、評価が上がる要素は見当たらない。まさに、これまでの穴パターンだ。

 しかし振り返れば、同馬はGIII函館2歳S(7月22日/函館・芝1200m)で2着になるなど、実力の裏付けがある。メンバー唯一の阪神JFからの直行だが、歴史が示すとおりなら、今年は同馬が高配当を演出する激走を見せてもおかしくない。

 最後に焦点を当ててみたいのは、前走の舞台。例年、特別戦を含めて前走で500万下を勝ち上がってフィリーズレビューに参戦してくる馬は多数いるが、なかでも穴を開けている馬の多くが、前走で"京都・芝1400m"のレースを使ってきている。

 2011年に5番人気で3着に入ったエーシンハーバー、2018年に同じく5番人気で3着となったデルニエオールがそうだ。また、2016年に8番人気で戴冠を遂げたソルヴェイグ、2018年に8番人気で頂点に立ったリバティハイツも、勝利こそ挙げていないが、前走で京都・芝1400mの500万下を使っての臨戦だった。

 こうした例から、前走で京都・芝1400mの500万下に臨み、そこを勝ち上がってきた馬を狙いたい。実は、今年もその条件にピタリとはまる馬が1頭だけいる。

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