フェブラリーSは強豪馬に懸念。穴党記者はとんでもない穴馬4頭を推す (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 吉田記者はまた、馬場次第ではサクセスエナジーサンライズソア(牡5歳)にもチャンスがあると見ている。

「スピードの生きる締まった砂質なら、インティの前で運べそうなサクセスエナジーの逃げ残りを狙う、という手もあります。実際のところ、ベストは1400m以下。高速ダートでハナを切って、インティ以下の先行勢が潰しにいかずに可愛がってくれる、という条件がつくのは確かです。可能性は相当低いかもしれませんが、万が一3着にでも残れば、かなりの配当が見込めると思います。

 反対に、乾燥時期らしく含水率が低めで多少力を要す馬場になれば、サンライズソアが面白いです。GIでもGIIIでも3着を続けている相手なりのタイプですが、前々で運んでしぶとく脚を使うのが売り。1600m戦でのポイントとなるのは、好位を取れるかどうかですが、芝でも勝ち鞍があるため、その点においては芝スタートが逆にプラスに働くのではないでしょうか。

 逃げなくても、前にプレッシャーをかけて、叩き合って上がりを要する形に持ち込めば、馬券圏内の好走は十分にあり得ると思います」

 大寒波が到来した先週の東京。今週は、ここに挙げた馬たちの激走による"超万馬券"という強烈な砂嵐が巻き起こるかもしれない。

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