フェブラリーSは強豪馬に懸念。穴党記者はとんでもない穴馬4頭を推す (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 前走の根岸Sでは8着に敗れましたが、約2年ぶりの馬体重540kg台での出走でした。プラス4kgだった前々走のチャンピオンズCからさらに2kg増やしての参戦が、昨春のオアシスS(2着。4月21日/東京・ダート1600m)から昨秋のGIII武蔵野S(1着。11月10日/東京・ダート1600m)まで5戦連続で最速の上がりをマークした末脚の、不発につながったのではないでしょうか。

 今回は前走から中2週と間隔を詰めて、体調面は上昇中。きっちり絞れて仕上がってくれば、後方一気に期待がかかります」

巻き返しが期待されるサンライズノヴァ巻き返しが期待されるサンライズノヴァ サンライズノヴァについては、吉田記者も注目している。

「締まった砂質や良馬場でも、少し含水率が高めの良馬場なら、サンライズノヴァの巻き返しに期待が持てます。4戦2勝、2着2回という東京・ダート1400mのレースに満を持して挑んだ前走・根岸Sで8着。首位争いは間違いないと思っていただけに案外な結果でしたが、いつもと違って3~4コーナーにかけて気分よく上がっていったことが、敗因のひとつに挙げられるかもしれません。

 そしてもうひとつ、昨年のフェブラリーSもそうでしたが、同馬は外から並ばれるとよくないタイプ。根岸Sでもペースが少し緩んだことで、モーニン(牡7歳)に外から一気に並ばれて前に出られたことが、最後に伸びあぐねた要因となったのではないでしょうか。スムーズに大外に出して、ノンストレスで差す形になれば、一発があります」

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