フェブラリーSは6連勝中のインティ中心。初の距離も血統的に好材料 (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Yamane Eiichi /AFLO

 では、ローテーション的にはどうだろう。東海SをステップにフェブラリーSに出走した馬は過去14頭いて、2頭が勝利。勝率14.3%と、なかなかいい数字が残っている。勝った2頭は2013年のグレープブランデー、2015年のコパノリッキーで、いずれも東海Sを勝っての連勝だった。2016年の勝ち馬アスカノロマンも3着に入っており、対象馬は多くないとはいえ、関連性は高い。

 展開的には、前走こそ逃げたが、2走前や4走前には好位からの競馬で勝利するなど器用さもある。インティが7連勝でGI初制覇を飾る可能性は高いだろう。

 東京・ダート1600mの種牡馬別成績を見ると、ゴールドアリュールが74勝、クロフネが73勝と、3位のブライアンズタイム(59勝)を離して首位争いをしている。ゴールドアリュール産駒は、2010年エスポワールシチー、2014、2015年コパノリッキー、2017年ゴールドドリームとフェブラリーSで4勝を挙げているため、インティの相手にはゴールドアリュール産駒を狙うのが手堅い。今年はゴールドドリーム(牡6歳/栗東・平田修厩舎)、サンライズノヴァ(牡5歳/栗東・音無秀孝厩舎)の2頭が出走予定だ。

 以上、今回はインティを中心に、ゴールドドリーム、サンライズノヴァなどを相手に馬券を組み立てていきたい。

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