2019.02.08

共同通信杯、穴党記者が打倒・
2歳王者の刺客に挙げる「意外な2頭」

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 では”波乱の主役”を演じるのはどの馬か。

「欠点らしい欠点が見当たらない2歳王者のアドマイヤマーズ(牡3歳)が崩れるのはちょっと考えにくい。でも、まだ底を見せていない(逆転候補となり得る)素質馬を見つけられれば、馬券的にも面白いと思います」

 そう語るスポーツ報知の坂本達洋記者は、当初昨年11月の新馬戦を快勝したシュヴァルツリーゼを推奨していたのだが、同馬が急遽路線を変更して次週の500万特別フリージア賞(2月16日/東京・芝2000m)に向かうことになった。そこで、ひとひねり加えて地方競馬所属のナイママ(牡3歳)をピックアップ。同馬の激走に期待する。

「これといった逃げ馬が見当たらないうえに少頭数ですから、このレースはスローペース必至。それなら、積極策に出る可能性がある地方馬のナイママが気になるところです。

 前走のGIII京成杯(1月14日/中山・芝2000m)では後方に控える形で、直前でしぶとく脚を伸ばしてコンマ7秒差の6着と善戦。レースぶりに進境が見られました。鞍上の柴田大知騎手も、『こういう形のほうがいいレースをする』と手応えをつかんでいました。

 しかし今回は、直線の長い東京コース。切れ味勝負となって、好レースができるかどうかは疑問です。昨夏のGIII札幌2歳S(9月1日/札幌・芝1800m)で一気のまくりで先頭に立ち、長く脚を使って2着に粘り込んだことを考えれば、早めに仕掛ける競馬に出ることも、十分にあるでしょう」

 昨夏のオープン特別・コスモス賞(8月11日/札幌・芝1800m)では、のちにGIII東京スポーツ杯2歳Sで2着に入ったアガラスを破っているナイママ。札幌2歳Sでは、その東スポ杯2歳Sを制して重賞2連勝を飾ったニシノデイジーと僅差の勝負を演じ、のちにGIII京都2歳Sを勝って、今回の共同通信杯でも人気の一角を担うクラージュゲリエ(牡3歳)を下している。その実績を踏まえれば、人気の落ちた今こそ、狙い目かもしれない。