歴史が示す。東京新聞杯の
穴馬キーワードは4歳馬、上がり馬、GI馬

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 まずは先述したように、過去2年で驚異的な強さを見せている明け4歳馬を狙ってみたい。人気馬に限らず、一昨年はプロディガルサン、昨年はサトノアレスと、いずれも5番人気の伏兵が2着に入っており、そうした人気薄に狙いを絞るのも悪くないだろう。

 また、明け4歳馬で好走した面々を見てみると、重賞かオープン特別の勝利経験がある馬が多い。昨年、一昨年の1~3着馬は、すべてそれに当てはまる。

 ということで、今年の明け4歳馬で面白いのは、ジャンダルム(牡4歳)である。

 同馬は、2歳時にGIIデイリー杯2歳S(京都・芝1600m)を制覇。その後も、GIホープフルS(中山・芝2000m)で2着、GII弥生賞(中山・芝2000m)で3着と、重賞での好走歴がある。

 ただ、春のクラシックでは振るわず、秋になっても古馬混合の重賞戦線で凡走を繰り返した。とくに前走のGIマイルCS(2018年11月18日/京都・芝1600m)では16着と大敗を喫してしまった。

 こうした現状ではさすがに人気は望めないが、今回はそのマイルCS以来の休み明け。休養中にリフレッシュして、体勢を立て直している可能性は十分にある。一時はクラシック候補にも挙がった素質馬の復活に期待したい。

 続いて狙ってみたいのが、上がり馬。なかでも、穴馬としてピックアップするならば、1600万下を勝ったあと、重賞で惜敗して"足踏み"した印象のある馬だ。事実、過去にもそういう馬が波乱を起こしている。

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