荒れるシルクロードS。今の荒れた京都に合う「荒ぶる3頭」がいた (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 坂本記者はもう1頭、フミノムーン(牡7歳)にも注目しているという。

「昨年のレースでは、15番人気で3着と激走。今年はそのときよりも斤量が1kg軽くなっていますし、終(しま)い勝負に徹してハマれば......というタイプで、今回の舞台と条件が向きそうです。

 昨年のこのレースを最後に馬券圏内(3着以内)から遠ざかっていますが、1秒以上の大きな負けはなく、最後は確実に詰めてきます。勝ち切るまではわかりませんが、抜けた馬がいないここなら、上位に食い込んでもおかしくないと思いますよ」

 真冬の淀で開催されるスプリント重賞。瞬間的な猛吹雪を起こして、"大穴"を開ける馬がここに挙げた3頭の中にいても不思議ではない。

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