激走パターンは3つ。日経新春杯で
お年玉をくれそうな4頭を見つけた

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO


昨年の日経新春杯では2着と奮闘したロードヴァンドール昨年の日経新春杯では2着と奮闘したロードヴァンドール 2頭とも、昨年のレースで上位争いを演じた馬。ロードヴァンドールが2着、ガンコが3着だった。

 ガンコは昨年のレースのあと、自己条件の1600万下、GII日経賞(中山・芝2500m)と連勝して飛躍を遂げたが、その後はGI戦で惨敗を喫するなど、重賞戦線で不本意な結果が続いている。ゆえに、ここでも人気薄にとどまりそうだが、前述した"リピーター"たちも、おおよそ日経新春杯のあとは低迷。人気が急落するなか、得意舞台で巻き返しを図っているだけに、軽視は禁物である。

 片や、ロードヴァンドールは昨年のレース後、日経賞で4着となり、以降は長期休養へ。そして、年末のGIIIチャレンジC(2018年12月1日/阪神・芝2000m)で復帰を果たした。その復帰戦で12着と大敗したため、こちらも上位人気は見込めないが、実績のあるコースで迎える叩き2戦目、大駆けがあっても不思議ではない。

 ふたつ目のポイントは、格上挑戦となる"1000万下を勝ったばかりの馬"だ。

 先述のカポーティスターやガンコがそのいい例。ともに1000万下を勝ったばかりで1600万下の身でありながら、果敢に重賞に挑戦。軽ハンデを生かして、勝ち負けを演じた。また、2009年に4番人気で3着となったタガノエルシコも同様である。

 そして今年は、1000万下を勝って直接ここに挑んでくる馬はいないが、それに近い臨戦過程の馬がいる。

 サラス(牝4歳)である。

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