明け4歳世代がやっぱ強いのか。東西の金杯でおいしく乾杯できる4頭 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 翻(ひるがえ)って、関西で行なわれるGIII京都金杯(1月5日/京都・芝1600m)はどうか。こちらは、過去10年で1番人気が2勝、2着2回、3着1回、着外5回と、信頼度は今ひとつ。

 おかげで、3連単は過去10年すべて万馬券。2016年は30万円超えの高配当となり、それを含めて5万円以上の好配当が7回も出ていて、穴党にとっては腕が鳴るレースと言える。

 そして今年も、"オイシイ馬券"が期待できると日刊スポーツの太田尚樹記者は言う。

「昨秋、各路線で大活躍だった明け4歳世代。ここにもGI戦線を賑わせた明け4歳世代が多数そろいました。ただ、京都金杯はハンデ戦らしくひと筋縄ではいかないレース。過去10年で、馬連も3桁配当が1度もありません。今年も、"いいお年玉"が期待できると思いますよ」

 確かに、パクスアメリカーナ(牡4歳)やサラキア(牝4歳)など、強力な面々がそろった明け4歳世代。人気の中心となるのは、間違いなく彼らだろう。

 だが、太田記者が言う"いいお年玉"をゲットするなら、妙味があるのは他の世代。そこで、太田記者は7歳馬のグァンチャーレ(牡7歳)を推奨する。

「明け7歳のベテランで、今回が36戦目になりますが、1番人気になったのは、わずか1回だけ。走っても、走っても、人気しない、穴党にはすごく重宝される馬です。

 前走のオープン特別・キャピタルS(2018年11月24日/東京・芝1600m)でも、6番人気の低評価を覆(くつがえ)して快勝。明け4歳の"強力世代"を代表するマイラー、タワーオブロンドンをクビ差で封じました。

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る