2018.12.27

ホープフルSで好配当をもたらす、
2頭の遅れてきたサンタクロース

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO


年末の中山の馬場が合いそうなキングリスティア「父は新種牡馬ベルシャザールということで人気の盲点となりそうですが、その父は重賞に格上げされる前のホープフルSを勝っています。そのときのことでよく覚えているのが、ホープフルSに向かう調整において、ベルシャザールの坂路での追い切りがものすごく迫力があったことです。

 その後、オルフェーヴルが勝った泥んこ馬場の日本ダービーでは3着となって、さらに古馬になると、当時阪神で開催されていたダートのGIジャパンカップダート(※現チャンピオンズカップ)を快勝。タフな展開向きの血統なので、ここでも十分に狙えると思います」

 キングリスティアについては、デイリースポーツの大西修平記者も注目している。

「キャリアこそ浅いですが、初戦の新馬戦(12月16日/阪神・芝2000m)で5馬身差の圧勝。新馬戦としては淀みのないペースで逃げて、直線でも後続を突き放す力強い内容でした。後ろが来れば、その分だけ伸びそうな雰囲気でしたし、直線の坂もまったく気にしていなかったのを見ると、中山への舞台替わりも悪くなさそうです。一度使われた上積みも十分に見込めるでしょう。

 父がダートでも芝でも活躍したベルシャザールで、走法を見てもタフな中山コースの馬場が合っていそうです。同馬を管理する河内洋調教師も『前走よりも行きっぷりがよくなりそう。楽に先行できる形なら』と期待していました。一発の魅力が大いにあると見ています」