2018.12.22

1年の総決算。有馬記念は
今年強かった4歳、しかも牝馬で決まり

 菊花賞馬のキセキ(牡4歳)も、この秋の充実ぶりには目を見張るものがあります。ただ、毎日王冠から始動して、この秋4戦目となります。ここまでの3戦すべてで高いパフォーマンスを見せているだけに、そろそろ疲れが出ないか心配されますね。

 昨年10月の菊花賞(京都・芝3000m)を制するまでの過程でも、7月、8月、9月と真夏に月イチで出走し、本番でも極悪馬場を快勝。その分、同馬に対してはタフなイメージがあるので、そこまでマイナスには捉えていませんが、気になる材料ではあります。

 4歳馬は他にも、GI未勝利ですが、GIを勝った馬たちと遜色ないパフォーマンスを見せてきたクリンチャー(牡4歳)とミッキースワロー(牡4歳)の2頭がいます。

 どちらも可能性のある存在ですが、より食指が動くのは、休み明けの前走・ジャパンC(5着)を経てここに臨む後者です。その前走が意外にも初めての左回りだったことを考えると、そこはいかにも叩き台。中山実績は十分ですし、怖い1頭です。

有馬記念での激走が期待されるモズカッチャン もう1頭、4歳世代の馬がいます。牝馬のモズカッチャン(牝4歳)です。

 牝馬限定とはいえ、昨年のエリザベス女王杯(京都・芝2200m)を制したGI馬。同じ4歳牝馬のライバルであるディアドラやリスグラシューらの現在の活躍ぶりを鑑みても、ここでも十分にチャンスがあると踏んでいます。

 連覇を狙った前走のエリザベス女王杯(11月11日)では、何の不利もなく運べていたものの、前をいくクロコスミア(2着)を捕らえ切れずに3着。この内容にはさすがに首を傾げてしまいましたが、同レースの前に出走予定だったGII府中牝馬S(10月13日/東京・芝1800m)を回避した影響があったのかもしれません。それを考えると、1回使った今回のほうが数段いいと思います。

 鞍上は師走を迎えてからGI2勝と、ようやく調子が上がってきたミルコ・デムーロ騎手。こういうときの彼は、想像以上の騎乗をするので恐ろしいですよ。

 ということで、今年の有馬記念の「ヒモ穴馬」には、このモズカッチャンを指名したいと思います。