2018.12.22

1年の総決算。有馬記念は
今年強かった4歳、しかも牝馬で決まり

 木曜日の枠順抽選会では、武豊騎手が自らの手で最内1番枠を引き当てました。「彼ならば、今年も絶好枠を引いてしまうのではないか」という予感めいたものは多少あったのですが、ここまでピンポイントで好枠をゲットしてしまうとは……。この枠ならば、主導権を握る競馬も考えられそうですね。

 何はともあれ、鞍上の武豊騎手がどう乗ってくるのか、楽しみです。

 ところで、今年の古馬の重賞、それも芝・中距離戦線において、私が常々言ってきたのは「明け4歳世代が席巻している」ということでした。事実、年明け最初の重賞、GIII中山金杯(1月6日/中山・芝2000m)に始まり、GIIアメリカジョッキークラブC(1月21日/中山・芝2200m)や、GII京都記念(2月11日/京都・芝2200m)、GII中山記念(2月25日/中山・芝1800m)など、4歳馬がワンツーを決めました。

 さらに、春のGI大阪杯(4月1日/阪神・芝2000m)に、GI安田記念(6月3日/東京・芝1600m)でも、4歳世代が上位を独占しました。とくに安田記念では1着~6着までを独占。例年クラス再編成(※年齢と収得賞金によるクラス〈=条件〉分け)直後の開催ゆえ、4歳馬の出走自体が少ないのですが、この結果こそ、この世代の層の厚さを証明いていると思います。

 この4歳馬の勢いは秋になっても衰えず、GIIオールカマー(9月23日/中山・芝2200m)ではワンツースリーフィニッシュ。GII毎日王冠(10月7日/東京・芝1800m)でも1着と3着に入線しました。

 おまけに、GI天皇賞・秋(10月28日/東京・芝2000m)では1着~4着までを独占し、ジャパンCはアーモンドアイというとんでもない3歳牝馬が優勝したものの、2着、3着、そして5着にはこの世代が入ってきました。

 そして、今年を締めくくる有馬記念でも、やはりこの4歳世代が中心と見ています。

 筆頭格は、もちろんレイデオロ(牡4歳)です。ジャパンCでアーモンドアイとの対決を見たかったものですが、そのジャパンCをスキップしたことで、ここで”お釣り”があることは確か。

 器用な脚を使えるタイプで、中山・芝2500mというトリッキーなコースでも問題ないと思います。実際、同じ中山のオールカマーで見事な勝利を挙げていますからね。