2018.12.21

有馬記念は荒れる。穴党記者が送る
「3頭」のクリスマスプレゼント

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 こうした状況を踏まえて、両記者はどのような馬を波乱の”主役”として推奨するのか。

 松田記者は、「近走で見せる先行力は小回りの中山向きで、今度も激走が期待できるキセキを推したいのですが、『穴馬』とは微妙に言えないので……」と前置きしたうえで、関東の”隠れた”実力馬の名前を挙げる。

「穴候補の1番手には、ミッキースワロー(牡4歳)を指名します」

中山向くミッキースワローが波乱を起こすか 昨年のGIIセントライト記念(中山・芝2200m)で抜群の切れ味を見せて、皐月賞馬のアルアインを完封してみせた。しかし、以降は勝利から遠ざかっている。はたして、この華やかな舞台で巻き返すことができるのだろうか。

 松田記者が続ける。

「今春のGI大阪杯(4月1日/阪神・芝2000m)の週に、ミッキースワローの主戦ジョッキーである横山典弘騎手とじっくりと話をする機会がありました。その際、横山典騎手は『(ミッキースワローは)大きな舞台を勝てる馬。俺が”楽しみだ”っていう素材。それだけで、どれだけの器かわかるだろう』と言っていました。

 横山典騎手は、JRA通算2732勝。武豊騎手に続く、通算勝利現役2位の”レジェンド”ジョッキーです。ミッキースワローは、それほどの騎手にGIを意識されるだけの実力馬、ということ。期待せずにはいられません」

 セントライト記念以降は勝利から遠ざかっているが、むしろ横山典騎手の評価は上がっているという。