第1回2歳牝馬ランキング。今年も歴史的な「名牝」が誕生するのか (5ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 5位には、アウィルアウェイ(父ジャスタウェイ)と、クロノジェネシス(父バゴ)の2頭がランクインした。

本誌競馬班
「GII京王杯2歳S(11月3日/東京・芝1400m)では、牡馬相手に2着と惜敗したアウィルアウェイ。牝馬の中では、トップレベルの実力を秘めていると思います。

 オープン特別のダリア賞(8月4日/新潟・芝1400m)で難なく退けたローゼンクリーガー(父ノヴェリスト)がその後、500万特別の秋明菊賞を勝ったことで、同馬の能力の高さが改めて示されたのではないでしょうか」

木南氏
「クロノジェネシスは、オープン特別のアイビーS(10月20日/東京・芝1800m)を牡馬相手に快勝。内をうまく立ち回ったにしても、強かったと思います。

 今秋のGIII紫苑Sを勝ったノームコア(牝3歳)の半妹。父バゴは初年度産駒からクラシックホースを出したように、能力の高い種牡馬。ノーザンファームの生産馬で、バゴ産駒という点でも、魅力ある1頭です」

 ここ最近、歴史に名を刻むような名牝が次々に登場している日本競馬界。今年の2歳馬の中からも、歴代の名牝に並ぶような新鋭が早くも台頭するのか。まずは、2週連続で開催される2歳GI戦に注目である。

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