夢膨らむチャンピオンズC。GI馬か中京実績馬の人気落ち3頭が逆襲か (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 チャンピオンズCでは、こうした低評価に甘んじた実力馬の"逆襲"が頻繁に見られる。であれば、今年もGI馬でありながら、人気薄にとどまりそうな馬を狙いたい。

 今回のメンバーの中で当てはまりそうなのは、アポロケンタッキー(牡6歳)とノンコノユメ(せん6歳)。いずれも面白い存在だが、より食指が動くのは、昨年の覇者ゴールドドリームと同じく、今年のフェブラリーS(2月18日)の覇者であるノンコノユメだ。

今春のフェブラリーSを制したノンコノユメ今春のフェブラリーSを制したノンコノユメ フェブラリーS以降、同馬は地方交流GIを3戦消化。それぞれ堅実な走りを見せているものの、すべて4着と結果は出せていない。加えて、今回は一段と強力なメンバーが集うため、上位人気を争うまでには至らない状況にある。

 だが、直線の短い地方の競馬場よりも、広々とした中央のコースで豪快に追い込むのが同馬のスタイル。実際、京都競馬場で行なわれた前走のJBCクラシック(11月4日/ダート1900m)では、メンバー最速の上がりをマークして、勝ったケイティブレイブ(牡5歳)にコンマ4秒差まで迫っている。

 今度は、なお一層決め手が生きる中京競馬場。前をいく人気馬たちをまとめて差し切っても不思議ではない。

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