2018.11.24

ジャパンCでアーモンドアイに
ひと泡吹かせるのは、やっぱり4歳馬

 もし仮に、牡馬相手のGI日本ダービー(5月27日)に出走していても、勝っていたのではないか、と思っています。

 勝ち時計はオークスよりも、日本ダービーを勝ったワグネリアンのほうがコンマ2秒上回っていますが、終(しま)いの決め手は、アーモンドアイのほうが勝っていましたからね。ワグネリアンの上がり3ハロンは、34秒3。対して、アーモンドアイの上がり3ハロンは、33秒2でした。

 もちろん、それまでのペースとラップの影響もありますが、冒頭で触れているとおり、東京・芝2400mはとてもタフなコースです。しかも、GIという大舞台で、2分23秒台というハイレベルな決着。3歳春という時点を加味すれば、ワグネリアンの時計も十分に驚くべき数字です。

 アーモンドアイは、そんなワグネリアンより1秒以上も上回る決め手を繰り出しています。それでいて、まだ余裕があるように見えましたからね。

 ちなみに、東京・芝2400mのレースにおいて、2分24秒0より速い走破時計を記録し、なおかつ上がり3ハロンで33秒5以下の時計をマークした馬が過去にどれだけいるか、ざっと調べたところ、オークスでは皆無でした。ダービーでは、2005年の勝ち馬ディープインパクトと、今年のダービーで4着だったエタリオウ。そしてジャパンCでは、2012年の上位5頭(ジェンティルドンナ、オルフェーヴル、ルーラーシップ、ダークシャドウ、フェノーメノ)が該当するだけで、その程度の例しかありません。

 時計だけで比べられるものではありませんが、こうした例も、アーモンドアイが牡馬を含めても「世代ナンバー1」と考えられる、十分な材料になり得るのではないでしょうか。

 走りがすごく柔らかくて、しなやかで、前脚が大きく伸びることによって一完歩が大きいアーモンドアイは、おそらく普通のキャンターからして、他馬とはスピードが違うのでしょう。ゆえに、スタミナを使わずに温存でき、終いの決め手を生かせるのだと思います。

 ロードカナロアの仔ですが、距離はもっと長くても大丈夫だと思いますよ。アーモンドアイは、それほどの逸材です。

 来年は、凱旋門賞にチャレンジするのでしょう。今回の3歳でのジャパンC挑戦は、そのためだと思います。凱旋門賞へ向かうまで、ぜひ土付かずでいってほしいです。