2018.11.16

マイルCSは女の決闘に注目か。
牝馬3頭の血統に好材料が揃っている

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Ito Yasuo/AFLO

 レーヌミノルは、父ダイワメジャーが2006年と2007年に、母の父タイキシャトルが1997年と1998年にこのレースを勝利している。さらに祖母の父ロイヤルスキー(USA)は、1999年の勝ち馬エアジハード(父サクラユタカオー)の母の父で、曽祖母の父テスコボーイも1995年トロットサンダー(父ダイナコスモス)の母の父。マイルチャンピオンシップとはかなり関連性が高い血統構成となっている。

 同馬は昨年のGI桜花賞(阪神・芝1600m)勝ち馬で、同レース以降は勝利がないが、昨年のマイルチャンピオンシップは0秒2差の4着と健闘していた。3歳牝馬三冠戦線を歩み、秋3戦目だった昨年に比べ、今年は短距離~マイル戦線に狙いを定め、前走のGIIスワンS(京都・芝1400m)から秋2戦目というローテーションも好感が持てる。

 春のGIは高松宮記念(中京・芝1200m)7着、ヴィクトリアマイル10着、安田記念12着といいところはなかったが、ここで通用してもおかしくない力の持ち主だ。昨年の桜花賞もマイルチャンピオンシップも稍重(ややおも)馬場だったので、馬場が渋れば好走が期待できそうだ。勝てば、牝馬クラシックホースとして初のこのレース勝ち馬となる。

 以上、血統的アプローチから引き出された3頭は奇しくも牝馬ということになった。2008年のブルーメンブラット以来10年ぶりとなる牝馬による勝利を期待したい。