マイルCSでは、直前の重賞勝ち馬と4番人気の馬が幸運を運んでくる (3ページ目)

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  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 というのも、同馬が勝った富士S組が、過去のマイルCSでも結果を残しているからだ。昨年の覇者ペルシアンナイトは富士S5着から巻き返しを図り、同2着のエアスピネルも富士Sを勝っての参戦だった。

 さらに、一昨年の2着馬イスラボニータ、2014年に8番人気で優勝したダノンシャークも、それぞれ富士S(イスラボニータは2着、ダノンシャークは7着)を経由しての奮闘だ。

 これらと同じく富士Sから、それも勝って挑むロジクライ。夏以降のマイル重賞3戦では、すべて3着以内の好走を続けており、地力アップは間違いない。高配当を望むなら、同馬の一発に賭けてみてはどうだろうか。

 ところで、マイルCSにおける勝ち馬だけを見てみると、最近は4番人気の馬が狙い目、ということがわかる。2008年のブルーメンブラット、2012年のサダムパテック、2015年のモーリス、2017年のペルシアンナイトと、過去10年で4勝も挙げているのだ。

 今年も、有力馬ぞろいの激戦ムードであることを考えると、冒頭に挙げた3頭に続く、4番人気の馬が頂点に立ってもおかしくない。

 そこで、改めて出走メンバーを見渡し、今回4番人気になりそうな馬を推測してみた。おそらく、アルアイン(牡4歳)、エアスピネル(牡5歳)、ステルヴィオ(牡3歳)の3頭ではないだろうか。この3頭なら、どの馬が勝っても何ら不思議はない。

 当日のオッズを確認して馬券を購入できる方は、実際に4番人気になった馬で勝負してみるのも悪くないだろう。

 ただ、ここではそうはいかないので、3頭の中から最も勝利が期待できそうな馬をピックアップしたい。

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