マイルCSでは、直前の重賞勝ち馬と4番人気の馬が幸運を運んでくる (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 また、2016年に3着に入ったネオリアリズムは前走でGII札幌記念(札幌・芝2000m)を、昨年の3着馬サングレーザーも前走でGIIスワンC(京都・芝1400m)を勝っていながら、ともに7番人気の低評価に甘んじていた。

 それぞれ、重賞勝ちの勢いはあったものの、GI未勝利、GI初出走といった点で評価を下げてしまったのだろう。だが、そういう馬たちは決して軽く扱ってはいけない、ということだ。

 そして今回も、直前の重賞を勝っての参戦ながら、GI未勝利、あるいはGI初出走ということで、人気薄になりそうな馬がいる。

 ミッキーグローリー(牡5歳)、ロードクエスト(牡5歳)、ロジクライ(牡5歳)の3頭だ。

 ミッキーグローリーはGIII京成杯オータムハンデ(9月9日/中山・芝1600m)、ロードクエストはスワンS(10月27日)、ロジクライは富士S(10月20日)と、3頭とも前走では重賞を勝ってきた。しかし前述のとおり、初のGI参戦、あるいはGIでの勝利がないため、ここでの評価はあくまでも伏兵の1頭にすぎない。

 おかげで、人気が急落しそうだが、ここまでの戦績や現在の勢いからして、3頭とも十分に勝ち負けできる要素を備えている。軽視は禁物である。

 このうち、狙いをあえて1頭に絞るなら、ロジクライだ。

初のGI出走でも上位争いが期待されるロジクライ初のGI出走でも上位争いが期待されるロジクライ

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