穴馬パターンにぴったり合致。エリザベス女王杯は3頭が大仕事するぞ (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 次に、エリザベス女王杯と関連性の深いレースとして取り上げたいのが、マーメイドSである。

 2013年に5番人気で3着となったアロマティコは、春に同レースで3着と善戦し、2014年に6番人気で3着に入ったディアデラマドレも、同年春のマーメイドSの覇者。また、先述のマリアライトも、マーメイドSで2着と好走していた。

 要するに、同じ年のマーメイドSで好走している馬は、軽視できないということ。となると、今年はワンブレスアウェイ(牝5歳)に食指が動く。

 同馬は、今年のマーメイドS(6月10日)で2着と好走した。同レースで上位3着までに入った馬で、ここに出走するのは同馬だけ。過去の例から狙わない手はない。

 マーメイドS以降も、GIII七夕賞(7月8日/福島・芝2000m)で5着、オープン特別のオクトーバーS(10月14日/東京・芝2000m)で3着と、牡馬相手に堅実な走りを見せているワンブレスアウェイ。初のGI戦であっても、同じ牝馬が相手なら、大駆けがあっても不思議ではない。

 最後に、ここ数年のエリザベス女王杯における最大の穴馬として、2016年に12番人気で2着に入ったシングウィズジョイに着目したい。

 同馬は、それまでに重賞を2勝していた4歳馬で、実績的には十分だった。しかし近2走が、いずれも重賞で15着、7着と惨敗。加えて、前年の3歳牝馬三冠レースでも振るわなかったため(オークス17着、秋華賞10着)、GIでは力不足と見られて人気が上がらなかった。

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