2018.11.01

中央初開催のJBC3競走。
「アウェー」に臨む地方馬こそがオイシイ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by AFLO

 同レースに出走する地方馬は4頭。注視すべきは、大井のブランシェクール(牝5歳)だ。

 前走のGIIレディスプレリュード(10月11日/大井・ダート1800m)では、ジョアン・モレイラ騎手騎乗のプリンシアコメータ(牝5歳)の2着に敗れたが、直線で追い詰めて、ゴール直前まで熾烈な攻防を繰り広げた。

 そのレース後、ブランシェクールの鞍上を務めた吉原寛人騎手は、「普通なら、かわせる手応えだったのに、(プリンシアコメータが)内から差し返してきて、『マジックマン、すげぇな』と思った」と舌を巻いた。しかし、吉原騎手はこのあと、こんな話をしている。

「前にいたモレイラ騎手のステッキが、パンッと僕のステッキを弾いてしまって、肝心なところで、手で追うしかできなかったんですよ」

 それが偶然だったかどうかは別として、吉原騎手のステッキが弾かれていなければ、もっと際どい勝負になっていたに違いない。

 今年1月まで中央に所属しており、GIII TCK女王盃(1月24日/大井・ダート1800m)では2着と好走。"地方馬"という単なる所属だけで人気を落とすようであれば、なおさら買い。"マジックマン"をも脅かすブランシェクールの、中央の大舞台での逆襲を期待したい。