穴党記者が現場の声を重視。
天皇賞・秋は穴馬3頭の一発が匂っている

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

「注目は、サングレーザー(牡4歳)です。春のダービー週に栗東へ取材に行ったとき、同馬の安田記念(6月3日/東京・芝1600m)の1週前追い切りに福永祐一騎手が騎乗。その際、『秋には天皇賞・秋を狙えるくらいになれば』と話していて、"そんなに能力が高いのかよ"と思って、そのことが強烈な印象に残っています。

 昨年のGIマイルCS(京都・芝1600m)は強敵相手によくがんばっての3着でしたが、安田記念は正攻法で外をまわして5着と惜敗。しかしその後、GII札幌記念(8月19日/札幌・芝2000m)では、厳しい流れのなか、価値ある勝利を飾りました。そこから直行、というローテにも好感が持てます。

 さらに、ジョアン・モレイラ騎手が鞍上を務めることも魅力です。逃げ馬がいないというのが、この馬にとってはポイントになりますが、このメンバーの中に入ってどれだけやれるのか、楽しみです」

 目移りするような好メンバーがそろった、この秋最初の古馬頂上決戦。オイシイ馬券を狙うなら、思わぬ低評価に甘んじそうな、ここに挙げた3頭の実力馬に命運を託してみてはどうだろうか。

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