2018.10.26

穴党記者が現場の声を重視。
天皇賞・秋は穴馬3頭の一発が匂っている

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 緩急のつかないラップなら、速い時計にも難なく対応できるタイプ。加えて、坂路中心に鍛えられていることや血統的なものもあってなのか、最近は筋肉量が増えて、(馬体は)マイル~2000mの距離に適したフォルムになっています。人気の各馬が後ろで少しでもけん制してくれれば、前で押し切る可能性は大いにあるんじゃないでしょうか」

 吉田記者はもう1頭、距離適性や予想されるレース展開から人気を下げそうな、あの”グランプリホース”の名前を挙げた。

「1週前追い切りの動きが素晴らしかったマカヒキ(牡5歳)の復活、というのも気になっているのですが、こちらは人気になりそう。そこで、代わりに大穴としてお薦めしたいのが、逃げの手に打って出たときのミッキーロケットです。GI宝塚記念(6月24日/阪神・芝2200m)を勝利しながら、それをフロック視されており、時計の速い舞台設定ということもあって、あまり支持を得られないタイプですが、決して侮れません。

 東京競馬場も問題ないでしょう。坂路の追い切りでも、右回りの競馬でも、内にモタれる悪癖があり、主戦の和田竜二騎手が『(ミッキーロケットは)左回りのほうが、間違いなくいい』と公言しているほどですから。思い切った戦法で主導権を握って、適度に上がりのかかる流れを作り出せば、一発の可能性はありますよ」

 翻(ひるがえ)って、日刊スポーツの木南友輔記者は、春の取材の感触からGI未勝利の馬を推す。