2018.10.06

アエロリットが目標になる毎日王冠。
逆転候補は決め手ある「3歳馬」

 距離は1800mとなりますが、アエロリットは同距離での実績もあります。小回りとはいえ、昨夏はクイーンS(札幌・芝1800m)を圧勝し、今春も牡馬相手の中山記念(2月25日/中山・芝1800m)で2着と善戦。折り合いさえつけば、それほど心配はいらないでしょう。

 まして、手綱を取るのがモレイラ騎手ですから、きっちりタメも利きそうです。

 この馬の勝ちパターンは、ある程度の位置で脚をタメて、早めに抜け出してそのまま押し切る――というイメージですが、これはいかにもモレイラ騎手が得意とするレース運びに思えます。おそらく、手も合うでしょう。正直、凡走するイメージが浮かびません。

 ただ、だから勝てる、というわけではないのが競馬。この馬が敗れるときは、おおよそ決め手のある馬に差されています。つまり、この馬自身にそこまでの決め手がないということ。強烈な差し脚の持ち主が他にいると、ゴール前でかわされてしまうシーンも十分にあり得ます。

 その”決め手”がある馬、という視点で他の有力馬を見ていくと、まずはキセキの名前が挙がります。菊花賞馬ではありますが、個人的には2000m以下のレースのほうが、より力を発揮できる馬ではないかと見ています。長い距離だと折り合いに少し不安があって、2000m以下のレースのほうが、流れが合うと思うんですよね。

 体調が整わなかったのか、この春の重賞での大敗は気にしなくていいと思っています。昨夏の新潟や中京で見せた決め脚を持ってすれば、アエロリットにとって脅威の存在となるでしょう。

“決め手”と言えば、ケイアイノーテックも注目です。NHKマイルCでは、大外も大外から豪快に差し切っていますからね。決して展開が向いたわけではないですし、GIの舞台ではなかなかできない芸当です。

 終(しま)いまでしっかり伸び切るその脚は、直線の長い東京でより生きますね。距離も1ハロンくらいの延長なら、心配ないはず。頭数が手頃なのも好材料で、楽しみな1頭です。

 強烈な”決め手”の持ち主としてもう1頭、忘れてはいけない馬がいます。ケイアイノーテックと同じ3歳馬のステルヴィオです。