セントライト記念は、春のクラシック未出走の上がり馬3頭に春が来る (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 木南記者と同様、デイリースポーツの大西修平記者も、春のクラシック未出走組から良血馬をピックアップ。ウオッカの子、タニノフランケルを"穴馬"として推奨する。

前走の西部スポニチ賞を圧勝したタニノフランケル前走の西部スポニチ賞を圧勝したタニノフランケル「タニノフランケルは、前走の1000万特別・西部スポニチ賞(8月19日/小倉・芝1800m)を4馬身差の完勝。1分45秒4という勝ち時計も優秀ですし、早め早めの競馬で、直線で後続を突き離すレースぶりも圧巻でした。

 ひと夏越して馬体にメリハリが出てきた印象で、精神的な成長もうかがえました。将来的には控えた競馬もできると思いますが、現時点では前々の競馬が合っているように感じます。

 父がフランケルになって、ウオッカの子らしいパワフルさに、スピードが加わった印象。開幕2週目の今の中山の絶好馬場も味方になりそうですし、小回りの中山・芝2200mという設定は、いかにもこの馬に合いそう。

 中間は涼しくなってきたことで、『体調はさらに上向き』と陣営も上積みに自信を見せています。同型との兼ね合いがカギになりますが、スタートさえ決められれば、押し切りがあっても驚けないですよ」

 ウオッカ産駒はここまで重賞勝ちはないが、タニノフランケルが初の重賞制覇を果たすのか、注目される。

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