高配当が狙えるローズS。過去の激走パターンに酷似の穴馬が3頭いた

  • text by Sportiva
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 3歳牝馬三冠の最終戦、GI秋華賞(10月14日/京都・芝2000m)の前哨戦となるGIIローズS(阪神・芝1800m)が9月16日に行なわれる。

 例年、春のクラシックを賑わせた面々がここから始動。それらが人気を集めるのだが、伏兵が白星をさらっていくケースが頻繁にある。ローズSは、とにかく"荒れる"レースと言っていいだろう。

 過去10年の結果を振り返ってみても、1番人気が4勝しているものの、5番人気以下の馬も4勝を挙げている。2008年に7番人気で勝利したマイネレーツェルや、2015年に同じく7番人気で勝ったタッチングスピーチ、そして昨年、8番人気で快勝したラビットランらがそうだ。

 加えて、2、3着にも10番人気以下の伏兵馬がたびたび突っ込んできており、過去10年のうち7回も、3連単の配当が10万円を超えている。2014年には15番人気のタガノエトワールが2着に入って、3連単は75万9650円という高配当をつけた。

 となれば、積極的に穴馬券を狙っていきたい。そこで、過去10年の結果を参考にして、今年波乱を起こしそうな存在を探し出してみたい。

 ローズSにおける人気薄の激走馬には、いくつかのパターンがある。ひとつは、古馬混合の500万下を勝ってきた"上がり馬"だ。

 先述のタッチングスピーチやラビットランをはじめ、2013年に9番人気で2着となったシャトーブランシュ、同10番人気で3着に入ったウリウリなど、過去にも多数の例がある。

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