3歳馬とアイビスSD組。セントウルSの穴パターンにはまる4頭を発見 (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 アイビスSD出走組ではもう1頭、面白い馬がいる。同レース5着からここに挑むラインスピリット(牡7歳)である。

 こちらは先述のシンボリグランに似たタイプ。シンボリグランは長らく勝ち星から遠ざかっていたものの、おおよそ勝ち馬から1秒以内の着差で奮闘していた。直近のレースでも、4走前のオープン特別で4着、その後のGIII3戦でも、7着、2着、6着と、勝てないながらも、勝ち馬から1秒以上離されるような大敗を喫することはなかった。

 ラインスピリットも現在、それと似たような状況にある。今年1月にオープン特別を勝ったあとは、GIの高松宮記念(3月25日/中京・芝1200m)こそ勝ち馬から1秒離されての15着大敗となったが、それ以外の重賞4戦は8着、5着、6着、5着ながら、すべて勝ち馬から1秒以内の敗戦で、大負けはしていない。

 それでも結果が出ていないため、今回も人気薄にとどまるだろうが、シンボリグランと同じく、何かがかみ合えば、上位に浮上してくる可能性はある。"大穴"としてオススメしたい1頭だ。

 秋競馬が始まると、すぐさま秋のGIシリーズを迎える。その軍資金を確保するためにも、開幕週からいきなり高配当をゲットしたいところ。それを実現してくれる"穴馬"が、ここに挙げた4頭の中にいるはずだ。

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