2018.08.19

2億8000万円のサトノソロモンは
「短所がないのが、最大の長所」

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局(2018年版)
第13回:サトノソロモン

 良血となれば、”億”を超える高額で取引される競走馬。そうした高額で取引された馬たちは、大きな関心を集めて、デビュー後にどんな成績を残すのか、誰もが注目している。

 これからのデビューを控えた2歳馬の中にも、超高額取引で話題となった馬がいる。栗東トレセン(滋賀県)の池江泰寿厩舎に所属するサトノソロモン(牡2歳/父ディープインパクト)である。

高額馬サトノソロモンはどんな走りを見せてくれるのか 同馬は2年前(2016年)の夏、競走馬のセリ市「セレクトセール」で2億8000万円(税別)という高値で落札された。その年の1月に生まれて、わずか半年ほどの時点でこれほどの評価を得たのである。

 実際、血統は申し分ない。母のイルーシヴウェーヴはヨーロッパで活躍し、GIフランス1000ギニー(フランス・芝1600m)をはじめ、重賞4勝の実績を残している世界トップクラスの名牝だ。

 その母と、日本を代表する種牡馬ディープインパクトを配合。同馬の評価が高くなるのも当然のことだった。

 なお、サトノソロモンの1歳下となる全弟は、昨年(2017年)のセレクトセールにおいて5億8000万円(税別)で落札され、その驚愕の取引は世間をも騒がせる大きなニュースとなった。この血統は、それほど注目されており、サトノソロモンへの期待も日に日に高まっている。