情報通だから抽出できる3頭。エルムSも好調・穴党記者におまかせ! (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 一方、日刊スポーツの木南友輔記者は、リッカルドやミツバといった人気どころに敬意を表しながらも、「一番気になる馬」としてノーブルサターン(牡4歳)の名前を挙げた。

 同馬は今春、準オープンの名古屋城S(3月24日/中京・ダート1800m)を勝ってオープン入りするも、クラス再編成(年齢と収得賞金によるクラス〈=条件〉分け)により降級。降級2戦目となった前走の安達太良S(7月14日/福島・ダート1700m)を制して、再びオープン入りを果たした。

「前走は福島競馬場で見ていましたが、着差(クビ)以上の完勝だったように思いました。これまでのノーブルサターンは、強い相手にはあっさりやられてきましたが、(前走では)飛躍を感じさせる走りを見せました。レース後、同馬を管理する牧浦充徳調教師も『ここ数戦は不甲斐ない競馬になったけど、(素質が)実りつつある』と話していました。

 また、この安達太良Sは現在の条件になってから、上位馬の、その後の活躍が目立つ"出世レース"となっています。エルムSとの相性もかなりいいです。ノーブルサターンも、父カジノドライヴがアメリカで重賞を勝っているように、速い時計のダートは得意な血統ですから、同舞台は合っていると思います」

 台風が去って、再び猛暑が戻ってきた日本列島。お盆休みを快適な場所で過ごしたいなら、その"軍資金"をもたらしてくれそうな、この3頭にかけてみてはどうだろうか。

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