情報通だから抽出できる3頭。エルムSも好調・穴党記者におまかせ! (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO


休み明けながら、状態はよさそうなモルトベーネ休み明けながら、状態はよさそうなモルトベーネ「まずは、約7カ月ぶりの実戦となるモルトベーネ(牡6歳)です。鞍上を務める秋山真一郎騎手が、レースだけでなく、追い切りをつけに札幌まで赴いていました。8月1日の1週前追いではその秋山騎手を背にして、坂路で4F(ハロン)51秒8-1F12秒1という時計を馬なりでマーク。好調時と遜色のない走りを見せており、久々の心配はなさそうです。

 昨春のアンタレスS(阪神・ダート1800m)の勝ち時計(1分49秒9)などを踏まえても、時計勝負に不安はなく、道中の走りを見る限り、スピード負けの心配もありません。地力的にも、ここなら上位の存在。全10場の重賞制覇をあっさりと成し遂げた"仕事人"秋山騎手の意気込みからも、期待が持てます。

 もう1頭は、リーゼントロック(牡7歳)です。同じ矢作芳人厩舎のドリームキラリが逃げるとなれば、ハナにはこだわらず、無理な先行争いもしないはず。それでも、頑強な先行力があり、外からプレッシャーを受けなければ、しぶとさをフルに発揮できます。

 また、行き脚がつかずに後方からの競馬を余儀なくされた前走で、今までになかった脚を見せて3着と好走。これを糧として、まくるような形を作れれば、今の充実ぶりからして、上位に突っ込んでくる可能性は大いにあります」

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