穴党記者が耳打ち。1番人気が強いレパードSでも高配当狙える3頭 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 一方、スポーツ報知の坂本達洋記者は、まずレパードSのレースの特徴についてこんな見解を示す。

「気になるデータとして、過去5年で逃げ馬が4頭連対しています。昨年も12番人気のサルサディオーネが2着に入って波乱を演出したように、逃げ馬、4コーナーで先頭の馬には一発の可能性があります。新潟コースは広い舞台ですが、直線も平坦なコースなので、4コーナーで勢いをつけて、そのまま惰性で粘り込める、という点は頭に入れておいたほうがいいでしょう」

 そこで、坂本記者はイダペガサス(牡3歳)の名前を挙げた。前走は古馬1000万条件の猪苗代特別(6月30日/福島・ダート1700m)に出走。同じく今回のレースに出走するアルクトス(牡3歳)に次いで、2着に入っている。

「前走の猪苗代特別は、初の古馬との対戦で2着と地力を見せました。勝ったアルクトスは同じ3歳馬で今回再戦という形になりますが、前走での着差(1馬身4分の1)は4コーナーで外を回したイダペガサスと、うまく内をついた勝ち馬との差。逆転は可能と見ています。

 デビュー戦から持ち前の先行力で結果を残してきました。今回は確たる逃げ馬がいない分、早めに抜け出して粘り込むシーンが浮かびます。左回りの東京コースでデビュー2連勝を飾って、3戦目のオープン・昇竜S(3月11日/ダート1400m)も左回りの中京コースで4着と善戦。右回りの福島から左回りの新潟へと舞台が替わるのも、プラスに働くのではないでしょうか」

 坂本記者はもう1頭、前走のユニコーンSで2番人気に推されながら、9着と惨敗を喫したグリム(牡3歳)にも注目しているという。

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