2018.07.28

牝馬優勢もあえて牡馬。アイビスSDは
格下レッドラウダが下克上する

 ラブカンプーはデビュー以来、ほとんどのレースでハナを切っているように、抜群のスタートとダッシュ力が魅力です。そのうえ、これまでのレースを見てみると、ただ先行して粘るだけでなく、直線でもうひと伸びする脚を繰り出しています。そんなところに千直向きの資質を感じますし、今回は51kgという軽量で臨めるのも大きいですね。

 さらに、鞍上がミルコ・デムーロ騎手。通算成績9戦5勝と、千直でも無類の強さを発揮しています。先述したように、千直は騎手による巧拙が勝負を分ける要因にもなるので、この乗り替わりは相当なプラス材料でしょう。

 2015年、2016年には、ベルカントで連覇を果たしたデムーロ騎手。同馬とイメージが被るラブカンプーで、同様の結果を残してもおかしくありません。

 レジーナフォルテも先行力のある牝馬です。3歳だった昨年は軽量(51kg)を生かしてがんばっていましたが、前走で1600万特別のテレビユー福島賞(6月30日/福島・芝1200m)を骨のあるメンバー相手に勝利。順調に成長している様子がうかがえました。今年は斤量54kgを背負いますが、そのレースぶりからして勝ち負けを期待していいと思います。

 前述のダイメイプリンセスが勝った韋駄天Sでは12着に敗れていますが、これは、開催最終週にあってやや重と馬場が悪かったこと、内枠(2枠4番)が響いて行き切れなかったことなどが影響したのだと思います。開幕週のスピード勝負となれば、巻き返せるのではないでしょうか。

 ということで、今年は牝馬がレースの中心になると思っています。あとは、枠順や展開を考慮して、どの馬が力を出し切れそうか、きちんと見定めていきたいですね。

 さて、アイビスSDでは「牡馬」と「格上挑戦」というキーワードによる、人気薄馬の激走がよく見られる印象があります。

 格上挑戦の馬が、人気がないのは当然のこと。そして、夏場は「牝馬が強い」という通説が競馬ファンの間では定着していますし、このレース自体、牝馬の活躍が目立っていますから、牡馬というのは必然的に人気を落としやすいのでしょう。