アイビスSDは舞台適性を重視。相性バッチリの3頭が主役の座を狙う (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 同馬は、年明けのオープン特別・淀短距離S(1月13日/京都・芝1200m)を快勝するも、続くGIIIオーシャンS(3月3日/中山・芝1200m)で8着、GI高松宮記念(3月25日/中京・芝1200m)では15着と馬群に沈んできた。

 それでも、2走前のGII京王杯スプリングC(5月12日/東京・芝1400)、前走の函館スプリントSと、結果は5着、6着に終わったものの、勝ち馬と差のないレースを見せてきた。馬券圏内(3着以内)に入っていない分、思いのほか評価は低いが、対戦したメンバー的に見ても過去2戦の結果は胸を張れるもの。今回はまさに人気の盲点ともいえる存在で、思い切って狙いたい1頭だ。

 このラインスピリットも、2年前の直線競馬でオープン特別を勝利。舞台適性があり、激走の条件は十二分にそろっている。

 とんでもない猛暑が続く日本列島。夏の新潟の風物詩である"電撃戦"において、この鬱陶しい暑さを吹き飛ばし、快適なバカンスを楽しむ"軍資金"をもたらしてくれる馬が、この3頭に中にいることを期待したい。

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