七夕賞で年に一度の万馬券。今年の「織姫馬」はワンブレスアウェイだ (2ページ目)

 そう考えると、昨年の七夕賞で2着に入ったマイネルフロスト(牡7歳)は有力視できる1頭と言えます。

 昨年ほど順調に使えていない点は気になりますが、長期休養明けとなった前走のエプソムC(6月10日/東京・芝1800m)の内容は悪くありませんでした。結果は9着でしたが、先行して一度は勝ち負けの争いに加わって、残り200mまでは馬券圏内に粘っていました。終(しま)いも完全に止まっていたわけではなく、最後まで伸びていたのはよかったと思います。

 長期休養明けの2戦目なので、半信半疑な部分はありますが、使った上積みがあるようなら、昨年同様の走りが見られてもおかしくありません。

 夏場に良績があって、コース実績もある馬と言えば、キンショーユキヒメ(牝5歳)も侮れない存在です。昨年の7月に1000万条件、9月に準オープンと連勝。そして、今春の福島牝馬S(4月21日/福島・芝1800m)を勝っています。

 今回は乗り替わりが気になりますが、新たな鞍上が北村宏司騎手ならまったく問題ないでしょう。昨年もこの福島で、戸崎圭太騎手に次ぐ勝ち鞍を挙げていますからね。

 その戸崎騎手が騎乗するサーブルオール(牡5歳)も有力馬の1頭です。5歳馬ですが、まだキャリアは12戦。「遅れてきた素質馬」といった感じです。

 ただ、この馬の場合、暑さがどう影響するのかは未知数です。夏場の好走実績はありますが、比較的涼しい函館でのものですからね。当日の気配をきちんとチェックしたほうがいいでしょうね。

 さて、このレースの「ヒモ穴馬」ですが、やはり夏場に良績があって、福島での実績があるワンブレスアウェイ(牝5歳)を取り上げたいと思います。

暑くなって、上昇気配がうかがえるワンブレスアウェイ暑くなって、上昇気配がうかがえるワンブレスアウェイ

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