2018.07.01

ダービー馬レイデオロの弟、
ソルドラードは「兄よりプラス」な面がある

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 そんな兄たちと同様の活躍を見込まれているソルドラード。同馬の育成を担当したノーザンファーム空港牧場の大木誠司氏は、こんな評価を口にする。

「ソルドラードの持っている素質は、『かなりいいモノがある』と感じています。体は筋肉質で、幅がありますね。動きは、とにかく力強くて、パワーを感じます。牧場にいる馬の中でも、育成を順調に進められた1頭で、うまく乗り込めてきました」

 さらに興味が向くのは、兄たちとの比較。キングカメハメハを父に持つ兄たちとは異なり、ソルドラードの父は昨年産駒がデビューしたロードカナロアとなったからだ。

 ロードカナロアは初年度産駒から牝馬二冠を達成したアーモンドアイを出すなど、種牡馬としても能力が高いことはすでに証明されているが、父が代わったことによる違いはあるのか、その点についてはファンも気になるところだろう。

 そこを踏まえて、大木氏は兄との違いについてこう語った。

「体つきなどを見ていると、兄とは違うタイプかなと感じますね。性格面においても、レイデオロは力みながら走る一面がありましたが、ソルドラードは落ち着いていて、行きっぷりはいいけど、我慢ができるタイプです。距離適性については、(ソルドラードは)本質的にはマイラーではないでしょうか」

 父が代わったことで、兄たちとはタイプが違うのは明らかなようだ。それでも、そのことを悲観するようなコメントは一切出てこなかった。むしろ、プラスに働くことが多くなる可能性もある。

 ソルドラードは順調なら、7月末から8月上旬の新潟開催でデビューする予定。真夏のさなか、競馬界が沸くような"熱いニュース"を発信することができるのか。初陣での走りに期待が膨らむ。

◆CBC賞は、この低迷馬3頭が「今年もそろそろ走るか」と言っている>>

◆ラジオNIKKEI賞はこの「恵ハンデ4頭」が楽々すぎてズルイっす>>