ラジオNIKKEI賞はこの
「恵ハンデ4頭」が楽々すぎてズルイっす

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 前走のレースでは、特別に強い降級馬がいたわけではないのですが、古馬相手に勝っているにもかかわらず、斤量53kgというのは恵まれた感が強いです。美浦で取材していて、これまでにこの馬と一緒に走った厩舎からは『あの馬はすごくいい馬』と評価する声も上がっているほど。楽しみな存在です」

 昨年の勝ち馬セダブリランテス、一昨年の優勝馬ゼーヴィントと、シルクレーシングの馬はこのレースとの相性がいい。さらに、今年はアーモンドアイが牝馬二冠を達成するなど、シルクレーシングの3歳世代が絶好調というのも心強い材料だ。

 そして、木南記者が推奨するもう1頭は、キボウノダイチ(牡3歳)だ。

「前走は、同世代を相手にして逃げ切り勝ちを収めたキボウノダイチ。同馬については、デビュー戦から密かに気になっていました。

 というのも、父バゴ、母の父ステイゴールドという配合は、この馬がデビューする以前に、クリスマス、ブラックバゴと2頭いて、いずれも重賞で好走しているからです。キボウノダイチも昨年末の500万特別・千両賞(2着。阪神・芝1600m)では、ダービーに出走したアドマイヤアルバに先着(千両賞3着)。楽にハナを奪っていければ、粘り込むだけの力を持っていると思います」

 一方、木村記者が推すのは、グレンガリー(牡3歳)。同馬の前走も500万条件ではあるが、こちらは平場ではなく、特別レースのホンコンジョッキークラブトロフィー(6月3日/東京・芝2000m)を勝ち上がってきた。

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