万馬券100%の函館スプリントS。この4頭で月収レベルは稼ごうか (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 そして、2走前のGIIIオーシャンS(3月3日/中山・芝1200m)での、この馬の競馬がまさにそれ。そのオーシャンSの勝利については、馬自身が完成してきている、ということも勝因だったと思います。

 そのあと、GI高松宮記念(3月25日/中京・芝1200m)は10着に敗れましたが、今ひとつ競馬に参加できていませんでした。力負けではなかったと思いますから、巻き返しに期待したいですね」

 木南記者ももう1頭、今回が重賞出走2走目となるライトフェアリー(牝6歳)をオススメする。

「今年に入ってから出走したここ2戦が、これまでのこの馬と比較しても、見違えるほど強い内容を見せているんです。前々走の1600万下・船橋S(4月1日/中山・芝1200m)で先手を奪って快勝すると、続く前走のオープン特別・鞍馬S(5月6日/京都・芝1200m)でも、押して、押して先行したにもかからず、直線でバテることなく、力強く抜け出してハナ差の2着と奮闘しました。

 昨年の函館では、1000万条件の馬でしたけど、今や完全に別馬。もう一発あるかも......という気持ちにさせてくれています。鞍上は今週から復帰する柴山雄一騎手。同馬に騎乗して2戦2勝と相性がいい点を含めても、注目したい1頭です」

 はたして、今年はどの馬が"ビッグボーナス"をもたらしてくれるのか。ここに挙げた4頭の中に、大金を運んでくる"波乱の使者"がきっといる。

◆ミディオーサは動きがピカイチ。「気性難」に悩む姉よりも期待できる>>

◆大魔神が夢を託すヴィルシーナの初子ブラヴァスは「べらぼうにいい」>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る