安田記念のウハウハ予想。「穴2頭+大穴2頭」で、もう税金が心配だ (5ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 ウインガニオン(牡6歳)が逃げる展開で、隊列はすんなり決まって前半の流れは落ち着きそうです。そうなると、狙いはウインガニオンの次の位置で競馬ができる組。面白いのは、好位でレースを運ぶことができそうな、ウエスタンエクスプレス(せん6歳)とキャンベルジュニア(牡6歳)です。

 ウエスタンエクスプレスの実力は一級品。これまでも日本で結果を出している香港馬と同様、日本の馬場への適性もありそうです。日本のレースに積極的に挑んでくるサイズ調教師の"刺客"を甘く見てはいけません。

 キャンベルジュニアには前走の京王杯スプリングC(5月12日/東京・芝1400m)で、外枠で出遅れという致命的な不利がありながら、僅差の2着。内容の濃いレースを見せました。陣営によれば、今年は昨年に比べて状態がすこぶるいいとのこと。決して侮れません」

 人気薄での好走が目立つウエスタンエクスプレスに、過去10年でモーリス、ストロングリターン、リアルインパクトと3頭の勝ち馬を出している堀宣行厩舎が送り込むキャンベルジュニア。押さえておいて損はないかもしれない。

 GI5週連続開催のフィナーレは、どんな結末になるのか。望むのはもちろん、ここに挙げた4頭がビッグな配当を運んできてくれることだ。

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