安田記念のウハウハ予想。「穴2頭+
大穴2頭」で、もう税金が心配だ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 また、充実著しい馬を挙げれば、前走のマイラーズC(4月22日/京都・芝1600m)でコースレコードをマークして快勝したサングレーザー(牡4歳)。目新しい存在がいない5歳以上の顔ぶれを見ても、レース検討においては4歳勢を中心に見て、その実力比較に力を注ぐべきでしょう」

 まずは、馬券予想における要点をそれぞれ示してくれた太田記者と坂本記者。そこから、太田記者はヴィクトリアマイルで2着となったリスグラシュー(牝4歳)を穴馬として挙げた。

「前走のヴィクトリアマイルでは、上がり32秒9の末脚を駆使して惜しくもハナ差の2着。管理する矢作芳人調教師は『枠(8枠16番)が響いた』と嘆いていました。

 東京マイルでは3戦3連対と抜群の相性ですし、3走前の東京新聞杯(2月4日/東京・芝1600m)では、牡馬相手に早め先頭で押し切る、強い内容で勝っています。今回もスローペース濃厚で、瞬発力勝負になりそうですから、この馬の決め手が生きるのではないか、と見ています」

 坂本記者も、同じく4歳牝馬を穴馬に推奨する。前走ヴィクトリアマイルでは4着だったアエロリットだ。

強豪牡馬相手でも一発の期待が膨らむアエロリット強豪牡馬相手でも一発の期待が膨らむアエロリット「前走のアエロリットは、運がありませんでした。道中はイメージどおりに好位で運びながら、直線ではジリジリとしか伸びず、いつものようにスピードに乗った走りが見られませんでした。というのも、スタート直後に左前脚を落鉄したため。やはり、やや重の柔らかい馬場では、その影響が大きかったと思います。

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