2018.05.19

横山ルリカのオークス予想はマジ本気。
本命はまさかの「別路線組」だ

  • 土屋真光●構成 text by Tsuchiya Masamitsu  織田桂子●写真 photo by Oda Keiko

 調べてみると、桜花賞が堅い決着だった年は、オークスは逆に堅く収まらない、という法則を見つけたんです。

 2001年の桜花賞は1着が1番人気、2着が4番人気、3着が2番人気で堅く決まったのですが、オークスはそれぞれの馬が3着(1番人気)、6着(2番人気)、12着(3番人気)となりました。2011年の桜花賞は2番人気、1番人気、4番人気の順で決着し、オークスではそれぞれ4着(1番人気)、3着(2番人気)、不出走だったんです。このときの3連単は54万円でした。

 こういったケースで上位に浮上するのは、桜花賞で負けた組の巻き返しではなく、別路線組なんです。2001年も2011年も、どちらも勝ち馬は桜花賞に出ていない馬でした。ですので、(桜花賞が2番人気、1番人気、3番人気で堅く決着した)今年もそれに当てはまるかな、と感じまして、本命は別路線組から選んでみようと思いました。アーモンドアイやラッキーライラックに勝たれたら、それはもうしょうがない。絶対的な能力の戦いには「ならない」ほうに賭けてみます。

 別路線組の有力馬が何頭かいるなかで、本命はもうサトノワルキューレで決めています。ひとつは2400m(ゆきやなぎ賞/3月10日)を経験しているのが他の馬とは違うという点。そのレースで牡馬を相手に勝ち、しかも2着のエタリオウは青葉賞でも2着に入って、ダービーでも通用するかしないかというボーダーラインにいるレベルですからね。

 アーモンドアイもシンザン記念で牡馬を負かして、桜花賞前はそのシンザン記念のレースレベルはどうなのか、という議論もあったと思いますが、それでもあれだけ強い勝ち方をしました。なので、レースレベル云々よりも、あのクラスで牡馬に勝っている牝馬というのは強いんだと今年はとくにそう感じました。

 もうひとつの決め手になったのは、ゆきやなぎ賞のレース内容です。最後方から向正面で徐々にポジションを上げていって、最後の直線で追い出すというレースでしたが、中盤であれだけ脚を使っていて、最後の直線でまだまだ伸びるんじゃないかと思うほど、とんでもなく長くいい脚を使える馬なんです。

 アーモンドアイも同じように後ろからいく馬で、2頭ともに「届くの?」という意見もありますが、サトノワルキューレのほうは途中から動ける機動力もあるので、そこはアーモンドアイと違いますし、展開にも左右されない。鞍上もずっと乗っているミルコ・デムーロ騎手と材料は揃っています。