NHKマイルCは本命にスキあり。ならば「お金を増やす3頭」を選ぶ (5ページ目)
木村記者が名前を挙げたもう1頭、ケイアイノーテックについては、松田記者もマークしているという。
「ケイアイノーテックは、2走前の500万下(3月11日/阪神・芝1600m)のレースを4馬身差で圧勝。勝ち時計の1分34秒2は、前日の古馬準オープン(牝馬限定)うずしおSの勝ちタイムよりも、1秒2も速いものでした。
朝日杯FSでは、3着タワーオブロンドンに鼻差の4着。このメンバーでもやれる下地は十分にあります。ちなみに、デビューからの6戦はすべてマイル戦。その内訳は2勝、2着2回、3着1回、着外(4着)1回と、いずれも掲示板を外しておらず、距離適性も抜群に高いと思います」
木村記者も、松田記者に同意してこう語る。
「朝日杯FSでダノンスマッシュに先着していますから、ケイアイノーテックもノーマークにはできません。前走のニュージーランドT(4月7日/中山・芝1600m)でも2着。馬体重を大きく減らすなかで、NHKマイルCの優先出走権が得られる3着以内にきっちり入ってきました。
本番では、前走で減った馬体の回復という課題はありますが、それさえクリアできれば、当然上位争いが期待できます」
決戦は、ゴールデンウィークの最終日。連休中に目いっぱい遊んで使った"お小遣い"を、ここに挙げた3頭がきっと取り戻してくれるに違いない。
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